ツインバッテリー取り付け完了。

おはようございます。取り付け終了後に職人が言った。ツインバッテリー取り付けは二度としない。私が思い描くのは勝手だが、実際に思いを実現する人は大変だ。レース屋さんは無いモノを一個だけ作り出すのは日常茶飯事。しかし田舎の整備工場は車検整備や鈑金塗装に忙殺される。面倒な仕事が入ると全てのリズムが狂う。そして田舎に在りがちなガソリンスタンド&整備工場が洞爺湖工場。洞爺湖コハムと知り合わなければ、洞爺湖工場との出会いは絶対に無かった。人の縁とは摩訶不思議なのです。

パーツ移動を固定するステーは錆止め塗装。各パーツの移動を終えバッテリーにコードを固定する。誰が観ても純正ノーマルだと思う位置にバッテリーが置かれた。

追加のバッテリーとメインバッテリーのコードは何処に。ラジエターの前面の隙間に通した。まるでツインバッテリーを望むクラシックなのだ。

左右対称なバッテリーの位置を見て欲しい。そして巨大なウインチが居座っているのだ。この年老いたクラシックが夏前には薄化粧の男前に変身する。男前になったら銀座ロイドの前で撮影したい願望がある。いつになる事やら。

職人は細部の気配りを忘れない。美しい仕事はプライドですから。

左右バッテリーの電圧もチェックします。

でエンジン始動はどうなったか。要はクランキングです。V8エンジン始動が年寄りから青年に戻りました。ブオーンと雄叫びを発します。私の想像通りなのです。職人も変わったと一言。長年クルマ編集者を続けているので、知恵と知識は頭に焼き付いています。ちょっと古いクルマを所有している方にはお勧めします。クルマはエンジンが掛からないと意味が有りません。寒い暑いは関係無い。バッテリーのパワーが在ればクルマも楽になるのです。お試しあれ。