人生最後のクルマは自分仕様に仕上げたい。

おはようございます。日頃から私が居る時に作業をと言っている。しかしそれは私の勝手な言い分なのだ。仕事には段取りが必要となる。空いた時間に作業をするのは、効率化を求めると当たり前な行為なのだ。となると私は洞爺湖工場に張り付く必要が有る。それは無理な話しなのだ。この日も10時に到着すると作業が始まっていた。私はカメラを掴み駆け出す始末だったのだ。

事前に師匠には言っていた。ウインチバンパーにウインチを取り付けないと、フレームとの合体は無理ですよ。ウインチとバンパーの取り付けに苦労していた。事前に私はアルミボルトをホームセンターで購入。ウインチ本体もバンパーに固定される事でガタつきが無くなり完成形となる。嘘のような話なのだが事実なのだ。

経年劣化したロープを引き出す。新しいロープを固定するのだ。ウインチ本体とバンパーの間に微妙な隙間が出来る。ウインチ本体側面がツライチでは無い。その隙間をワッシャーで調整する。考えて作れよと叫びたくなるのだ。

ウインチ取り付けは洞爺湖工場としては初めての作業。コード類を本体の下に通す。あ〜じゃないこうだと作業は手探り状態で進みます。

遂に旧いロープが外れて新しいロープの取り付けです。この段階に遂に辿り着いたのです。クラシックにウインチ装着。世間ではクラシックにウインチは似合わないとか。クラシックは威風堂々でしょうとか。他人は勝手な事を言います。ウインチバンパーが太いとか。大きなお世話だ。俺のクルマだ。俺が良いのだから好きにさせろ。と心の中で叫ぶ私だったのです。ランドローバー歴30年の私には、私なりの考えがあっての行動なのです。多分日本で10本指に入るレベルで、数多くランドローバー買ったり売ったりした人間です。クルマはカッコよくて人にインパクトを与えなくてはダメ。と考える私としては人生最後のランドローバーは自己満足の象徴としたい。クルマ好きが人生最後のクルマですよ。まだまだ手を加えて77歳免許返納日には、やり遂げた悔いは無いと笑って免許返納をしたいのです。