適正価格のプロの仕事だ。

おはようございます。東京に戻る日の午前中に、約束通りおばちゃんは仕事を終える。約20年位前に購入したパンツが経年劣化。普通なら諦めてリペアはし無い。しかし私は拘りが有るので諦めない。何が有っても直すと決めたら金額云々は関係無い。しかしおばちゃんは1本1000円のリペア代を変更しない。1本三箇所の修復だから適正価格を逸脱している。

こんな状況をリペアしてくれた。私は縫ってくれと依頼した。

これは大満足な仕上がりなのだ。こんな場所は防水は関係無い。

黒いパンツは経年劣化で黒グレーに薄くなる程に履いている。しかし美しい仕上がりに私は感動する。帰り際に着ていたアウターの不具合を伝える。伊達に戻って来たらお願いしますね。はいよとおばちゃんが言う。この関係は捨て難いな。新たに洋服を買うなんて考えられ無い。手持ちのお気に入りを、リペアを繰り返し着続けだけで有る。クラシックに似合うモノは、クラシックに相応しいクオリティが求められるのだ。こんな生き方は如何ですか。経済を回して無いと言われるか。でも使えるモノは使い続ける生き方もアリだと思うのだが。