洞爺湖工場はオヤジのディズニーランド。

おはようございます。洞爺湖工場の片隅で誰が観てもお爺ちゃんが、黙々と何かをバラバラにしている。そして組み立て作業に入った。調子が悪い原因が解ったのだろう。趣味の延長なのか。元メカニックなのか。洞爺湖工場のスタッフでは無いのは間違い無い。スタッフでお爺ちゃんが一人居たが突然消えた。社長に聞くと当たった。入院しているとか。当たるとは当初は意味が解らなかったが、室蘭の齊藤さんが当たると使うので聞いたら脳梗塞との事だった。お爺ちゃんは仕事終わり毎晩飲み屋に通う。給料はほぼ飲み代。昭和のオヤジは何処にでも居るのある。

エンジン音が鳴り響く。ブォンブォン〜。懐かしい音なのだ。

地元の消防団が壊れて洞爺湖工場に置いて帰ったようだ。長年放置されていた。修理していたお爺ちゃんは地元の自治体管理のキャンプ場スタッフらしい。敷地内に雨水が溜まる場所が。ポンプで雨水を抜く為に使うようだ。捨てられたポンプがお爺ちゃんの手で蘇る。これぞ私が最も好むケースなのだ。使えるモノは直し使い続ける。使い続けたいモノとは各自それぞれ違うのだ。エンジン音を聴かせられないのが残念無念。洞爺湖工場はオヤジのディズニーランドなのかもしれないな。