勢いで買うクルマでは無い。

おはようございます。最近サンカーズは刺激的なクルマを販売している。サンカーズには広いショールームが有るので、展示スペースとしては超Aクラスなのだ。ローバーのディーラーそしてランドローバーのディーラー、そしてディフェンダー専門店&ランドローバーの販売としての歴史。旧ディフェンダー新車の販売が終わり、今は英国から新車や新古車を厳選し販売。しかし昨今は英国でも旧ディフェンダーが高騰。そしてポンド高となり旧ディフェンダー価格が逸脱。サンカーズの体力を持ってすれば輸入販売には何も問題は無い。しかし旧ディフェンダーに相応しい販売価格が有るとサンカーズも考えているのだ。

一ヶ月ぶりに訪ねると存在感が有るカニ目が有る。正式名称はオースチン・ヒーレー・スプライトMK.1となる。排気量は948cc。超ライト英国スポーツカーとして今でも愛好者が多い。

英国車なのだから右ハンドルが王道なのだが、昔から英国で使われていたクルマはサビが有ると敬遠する人も居る。ただこのクルマは新車で購入し日本に輸入。ヒストリーが全て解るのだ。そして塗装はオリジナルと言う価値有るクルマ。

後方から観ると愛らしいフォルム。エンジンがミニと同じなので、昔からミニ専門店がカニ目を販売するケースも有った。私はMG-Aに取り憑かれクーペとオープンをトータル10年間所有。カニ目を所有する事は無かった。しかし何度も運転し感覚は体に残っている。

販売価格はご覧の通りだ。昔々私が知る限り目黒通りを毎日通勤で、雨の日も風の日もオープンで走り去るカニ目を知っている。レインウェアを着て運転する彼を観た時は、私が感動し涙腺が緩んだ事を思い出す。クルマの使い方は所有者が決める。キャンプ場にはSUVで行くと誰が決めた。キャンプ場にスポーツカーで行ってもいいのだ。目的意識を持つ人が所有するクルマには魂が宿るのだ。