フリーマーケットで買ったトリッカーズ。

おはようございます。骨董通りに有るトリッカーズ直営店。取材で隔月で通う私なのだが、20代の頃から通う場所なので、歩くと妙に心が穏やかになる。意図的に裏通りを歩きトリッカーズを目指す。お客が少ない開店時の11時が私がお邪魔する時間。スタッフは2名体制。交代で1名が常駐となる。今回は店長が対応してくれた。彼の足元に私の目が止まる。ちょっと存在感が有るトリッカーズだったのだ。聞くと面白い話が聞けた。フリーマーケットで購入したと言うのだ。

それ程古くは無いがいい味が出ている。トリッカーズのスタッフだから新品の靴を履く必要は無い。でもスタッフはトリッカーズを履く義務が有る。来店する客はスタッフの靴を必ず観察する。トリッカーズのスタッフが他のブランド靴を履いていたら興醒めだ。来店する客にはトリッカーズの世界観を含めたサービスが必要なのだ。

フリーマーケットでの購入価格は900円。オバちゃんから購入したそうだ。ソールのヒール部分だけ交換したとか。900円は奇跡の安さだ。9,000円でも安い。使えるモノは直して使う精神が嬉しい。磨いて磨いて靴に魂を注ぐ。そしてトリッカーズ直営店のスタッフが履いて店に立つ。私はそんな経緯が好きなのだ。新品だから中古だからは関係無い。トリッカーズを好きになって欲しい。そして銀座ロイドの靴も好きになって欲しい。そして履いて欲しいのだ。靴の話になると止まりませんね。いい靴でしたよ店長。因みに日本のトリッカーズ正規販売会社と銀座ロイドの運営会社は同じ。私的には運命の出会いだったのでした。