ハンターブーツとは。

最近雨の日は意識して長靴を履くようにしている。私の場合は長靴との付き合いは長い。中学生の頃から雨の日は長靴を履いていた。当時は月星の長靴。昭和の臭いがする月星。白い長靴では無く黒い長靴愛好家であった。良いも悪いも無く長靴と言えば月星しか売っていなかった。選ぶ余地は無かったし知識も無かった。靴のなかで足が遊んでいた。そんな私がハンターブーツを知った時はカルチャーショック。こんな長靴が存在しているのか。こんな素敵な長靴が有るのかと。当時私はすでに40代であった。知らないとは恐ろしい事である。

この長さとフィット感が素敵である。雨の日に足下が濡れるなんて私は嫌だ。水たまりを避けて歩くなんて信じられない。出来れば傘も使いたく無い。レインウェアを着て歩きたい。ランドローバーと似合うハンターブーツ。購入当時はスコットランドで製造していた。ちょっと雑な感じに物としての存在感を。そんなハンターも今となっては大量生産。でも何かが違う長靴なのだ。今はソブリ1足だがこれで十分。これ以下もこれ以上も無い。本物との出会いは財産なのだ。重い長靴の良さを知ってやっと15年が過ぎた。一生付き合える物とはそんなに多くは無い。