最終的には価値観です。

価値観ってなんであろうと考える。人によって全く違う。販売価格で決めるって悲しい判断。物の価値で決めて欲しい。使いたい物って年齢と共に絞られてくる。捨てて捨てて最後に残った物。コレだけは残して使い続けたい。そんな物に囲まれて生活したい。それが本来の幸せ=シンプルな生活なのかもしれない。ノースランドの河西さんはもうすぐ70歳。色々な物を手に入れたハズだ。しかし今は農業がライフワーク。そして普段の足はこのクルマである。

旧くても快適に乗りたいと河西さんは言う。毎日高速で銭函から通勤している身。ある程度のスピードが出ないと高速運転は危険である。

別にワイルドだから乗っているのではない。自分のライフスタイルに合っているから使っている。一冬に使う薪だって大型トラックでないと運べない。でも農業に必要な材料は荷台に置く。濡れたものだって置ける。軽トラに乗ることは彼のポリシーが許さない。

70歳近い爺さんがこのクルマを運転している姿は素敵である。そして大きな身体を小さなミニの運転席に座る姿も素敵である。河西さんもミニとランドローバーの虜になった人。同じ価値観も持った人と接すると、なぜか心が安らぐ私なのである。さてシンプルな生活を求めて頑張るか。その前に健康な身体作りだ。今日も歩くとするかな。