クラシックレンジローバー再生計画3。

リアゲート編を行っているが私も現場に居続けることが困難、多少の作業カットはお許し願いたい。本音は現場で作業を見続けたいのだが。

窓枠が外れ錆びを落とし磨きまで終わった。各パーツに分けられたものを窓枠のカタチに置いてみた。リアゲートだけでもコレだけ分けられているのだ。

使える物は使う精神。根気との勝負となる。鈑金とは手間すなわち人間の労働時間となる。ココまで磨いて錆びを取るのは大変だと想像できる。新品のリアゲートに交換すれば以上終了。しかし人間が手間をかけた仕事だから、我々は感謝と愛情を持ってクルマに接したり日々のメンテナンスに勤しむ義務があると私は思う。

下処理された各パーツが塗装ブースで乾燥中。ブース内は相当暑い。物に触れると火傷する位。たかがリアゲート修復なんて言えない。この作業工程を考えても大変なのだ。しかし20年以上経ったクルマがプロの技術で蘇る。車種は問わない。自分が乗り続けたいランドローバーで構わない。少しでも多くの人が乗り続ける道を選んで欲しい。何で私が拘るかって、職人の仕事を確保したいのだ。鈑金塗装、シート、ウッド、カーペット等数多くのパーツ修正に職人の技術が必要とされる。仕事が無ければ職人は消えてしまうからだ。交換が日常茶飯事の現代のクルマ。メーカーに注文しパーツが届き交換。これを繰り返し10万キロオーバーだから買い替える。そんなクルマに私は愛情を注ぎ込めない。エンジンの調子が悪ければメカがバラして原因を究明。そして元気なエンジンに仕上げる。乗り続けるランドローバーこそ私が目指すライフスタイルなのだから。続く。