トリッカーズのサドルシューズを受け取る。

おはようございます。青山トリッカーズで完成したサドルシューズを受け取った。私は感動で視界が鮮明では無くなる。スタッフに悟られないように目を擦る。16歳からリーガルのサドルシューズを履き、66歳で念願のトリッカーズのサドルシューズの所有者となる。嫁には何時何処で履くのと言われた。確かに普段の私の服装では想像が付かない。靴は履かないとダメになるよとキツイお言葉を嫁から頂く。私は嫁の言葉を左耳から聞き右耳から出す。この日の為に体重を8キロ落とした。手持ちのスラックス(オヤジなので勘弁を)は問題なく履ける体型に戻した。サドルシューズを受け取る日を楽しみに待っていたのだ。

私がチョイスした配色は完璧だと自画自賛。この靴を履いてリーガルのサドルシューズを買いに行くと決めている。そうです私は変人なのです。そしてサドルシューズを履いてクラシックミニMT車を運転すると決めた。買うとは言ってません。運転するのです。姫野さんミニを運転させてね。出来たらインジェクションでは無くてキャブ車がいい。原点回帰をしたいのだ。でも姫野さんのミニはインジェクションだった。初めて買ったクラシックミニはクーパーSのマーク3だった。勿論キャブ車である。その日はリーガルのサドルシューズを履いてミニを受け取りに行った。25歳か26歳だった。あれから40年の月日が経ったのだ。

靴を受け取った後に取材で銀座ロイドに行ったので、ロイドオリジナルのシューツリーを購入。型崩れ防止です。銀座ロイドに行きトリッカーズを自慢する私は完全に変人です。しかし銀座ロイドのトップはいい靴だと言ってくれた。大人の対応なのです。この配色のセンスを解って欲しい。多分オンリーワンだと勝手に私は思っています。箱に収まった靴にシューツリー。正直重かった。敢えて袋に入れず私はトリッカーズの箱を抱えます。人目に付くように努力しているのですトリッカーズ支持者として。結果としてアキレス腱が痛くて国立駅からタクシーを利用。本末転倒だな。さて何時何処でこの靴を履くかが問題だ。結果として実家の部屋で履くのかな。いやいや4月に東京に戻り青山トリッカーズに履いて行くのが大人の対応だと私は決めている。