靴を育てていますか。

おはようございます。先日のトリッカーズ取材。前回の取材時に店長に以前店長が履いていた靴を履いて来てと伝えた。隔月でトリッカーズの取材を行なっているが、新品の靴を紹介するのも意味が有るのは理解していた。しかしクオリティの高い靴を履き、手入れをして履き続ける意義を伝えたいと考えた。私の持っている靴では存在感が伝わらない。私のライフスタイルではトリッカーズを履く機会が少ない。なかなか月日の経過が靴に表れない。私が伝えたいレベルに到達しないのだ。

この存在感は履き込まないと出ない。そして十分な手入れを加えないとダメなのだ。存在感と風格は靴のクオリティが低いと表れない。靴は使い捨てと考える人も居る。そんな貴方に問いたい。靴もモノと私は考える。モノとは所有者が育て仕上げるべきと私は思う。トリッカーズを履けとは言わない。しかしモノのクオリティを理解して、モノに対して真摯に向き合って欲しいのだ。どんな高価なモノを身に付けようと、愛着と手入れが不足するとモノは存在感を失う。逆に高価で無くても愛着と手入れを加えれば、モノは存在感を増して光り輝く。この写真の靴を観て各自何かを感じ取って欲しいのだ。