銀座ロイドは正しい靴屋です。

おはようございます。銀座ロイドのリクエストで靴を裁断することに。裁断するのは哲学堂靴修理店。要はお客様にリペアとは何かを伝える為に。職人は靴を切る道具を真剣に研ぎます。

職人は色々な道具を持っています。こんな便利な道具が有るのです。カッターは使いません。専用のナイフを使います。何故か安心する私なのです。

最後は手で研ぐと言って一安心。職人の道具は命なのです。

研いだナイフは気持ち良く切れます。何の為に切っているのか。

サイドも切ります。手を切らないか私は職人に気を付けて声を掛ける始末。それ程に切れるナイフなのです。怖いな〜切れるナイフは。実家で定期的に段ボールをカッターで切断。頭では手を切るぞ注意するが手を切ります。防護用の手袋を買おうか真剣に考えています。トラウマなんですナイフを観ると。

気持ち良く切り落とした。銀座ロイドは見本にする為に保管していたのです。お客様に説明するには現物を見せるのが一番解りやすい。

足の小指が触れて穴が開く。穴が開くと靴本体の革にダメージが。そうなる前に処置を行うのです。

この状態をお客様に見せて説明する。靴屋銀座ロイドとしては良いサンプルが誕生しました。

左側の革の裁断箇所の回りを薄くします。薄くしたのが右側です。コレを先程の小指が触れる箇所に貼り付ける。こうする事で靴に当て革が馴染むのです。ビスポーク以外のカタログモデルは多少は靴に足を合わせるしか術は無い。こうして靴を育てて足に馴染ませる。これが嫌だったらビスポークで靴を自分の足に合わせて作る。銀座ロイドでビスポークが可能かは聞いてません。正確な金額は解らないので今度聞いてみます。そもそもビスポークを受けるのか。本当の靴好きはビスポークで靴を仕立てる。我々庶民には縁遠い話しなので有ります。クルマだってビスポークで発注する人がいるのです。知らないよりは知っていたい。何事も知る事で人間は賢くなるのです。私は銀座ロイドのマスタープランで十分満足しております。