儀式。

おはようございます。東京に戻る前日はクラシックを洗いエンジンを暖気し運転。ほぼ一ヶ月間はエンジン始動は出来ない。バッテリーのコードを外し暫しの別れを告げる。夏場は手洗い洗車をするとボディの劣化を理解出来る。東京に戻ったらクラシック一台体制と決めた。爺いが複数台持つより一台に愛情を込めるべきと考える。クルマの運転は天気の良い明るい時間に楽しむ。それ以外は親族や他人に迷惑を掛けない為に、足腰を鍛え自力で歩ける日々を伸ばす。一人で生きられるのなら何歳まで生きてもいい。しかし介護が必要になった場合を考慮すると全ては自己責任とすべき。

母親が要介護認定を受け、日本の介護システムは素晴らしいと実感している。何から何まで多少のお金が有れば介護を受けられる。要は今まで母親が自立していたので実感が無かった。しかし突然歩けなくなり入院。要介護の認定を受け全てが激変した。

デイサービスが週に2回。風呂も入れてくれるし昼飯も有る。そして運動まで指導してくれる。月に数回の病院通い。私は隔月で東京と北海道を行き来。北海道の不在期間は介護スタッフがそれこそ送り迎えをしてくれる。先日契約をしたが安い。日本国が援助してくれるからだ。国民年金か厚生年金を支払っていれば国は援助してくれる。

しかし介護される年齢に近づき理解した。国民年金だけだと厳しい現実。厚生年金との格差を実感した。若い時に国民年金と厚生年金の違いを理解しなさいと言っても無理が有る。第一次産業に関わる人や自営業はほぼ国民年金であろう。医療が進歩し国民の寿命は伸びる。年金受け取り開始も将来70歳になるな。老いとは単純な話しでは無いとやっと理解した。そんな事を考えながら儀式を終える。バッテリーも経年劣化が近いな。クルマも人間も経年劣化は必ず訪れる。しかし努力と日々の点検整備で通常行動は可能となる。人間が老いるのかクルマが老いるのか。クラシックと私は基礎体力向上を目指し、免許返納まで共に生きて参ります。さて暑い東京に戻るとするか。