新富町駅から四ツ谷駅まで歩く。

おはようございます。中央区保健所でカタログを受け取り有楽町方面に歩き出す。雨が降っていなければ歩きたい。日頃から私はそう考える。私の歩く方向は全て道路に有る指示板で考える。長袖のアウターを着ていたが、汗が出始めベストを持ってこなかった事を後悔。4月の平均外気温は忘れたがこの日は暑い。暑い寒い雨だと天気に合わせる装備を考えると、大型リュックは私には必要不可欠なのだ。

歌舞伎座を撮影していると、新旧のディフェンダーが通り過ぎる。東京だなと感心する私で有った。

銀座を背に歩いて行くと皇居となる。相変わらずランナーが皇居一周をしている。麹町方面に歩く。

左前方に国会議事堂が目に入る。となれば行くしか無い。突き当たりを右折して歩き出す。そのまま歩き突き当たりを左折すると最高裁判所となる。この辺は平日でも人が少なく歩きやすい。懐かしいなと思いながら歩く。

私はサラリーマン時代10年間を麹町で過ごした。懐かしい場所なのだ。私が働いていたビルは解体され、新しい高層ビルに様変わり。当時は宝島社が近かったので相当な量の仕事を受注していた。勤め先は50人の編集プロダクション。当時でも規模の大きな編集プロダクションとして業界でも知られる存在。スキージャーナルを最終審査で落ち、先輩が務めていた会社にたまたま入社。スキージャーナルに入社していれば私の人生は激変していただろう。そんな麹町を突然歩きたくなる事が有るのだ。

四ツ谷駅近くにアウトドアの名店が有った。行くと旧いビルが無く高層ビルに変身。ビルのテナントとして名店は有った。しかし店内を外から眺め変わったなと考え離れる私。今でも所有しているアウターはココで購入した。私も年老いたのだから店も変わるのか。40年前と変わらぬ景色も有れば、建て替えられたビルの多さも目立った。クルマで通過すると見落とす景色も歩くと気が付く事も有る。疲れたので電車に乗り国立に帰る。充実した数時間で有った。東京には思い出深い場所が何箇所か有る。私は東京が好きなのだと思いながら、中央線から観える景色を眺めていた。