靴職人の技術は革ソール交換で判断。

おはようございます。職人に聞いた話しなのだが、靴職人の技術を判断するのは、ソールを革に交換すると仕上がりで解るとか。極端に言うとソールをゴムに交換するのは、特別な技術と言うより慣れと経験で事足りる。しかし革の交換となると技術の差が出てしまう。私は何でもゴムソールに変えてしまう。理由はホーマルでの利用はほぼ皆無だから。革底で滑るのが嫌と言う理由も有る。しかしソールが革だと足裏の水分を放出しやすいのは理解している。哲学堂靴修理店に行くと、銀座ロイドの靴リペアを見掛ける。

ご覧の通り全てが革ソールに交換されているのだ。銀座ロイドのお客は私と違って正統な靴好きなのだ。私は邪道な靴好きオジサン。皆さん勿論歩く事が前提なのは当たり前。鑑賞用として靴を買っているのでは無い。しかし私はアウトドア的考え方なので、土とか泥に耐えられるソールを選んでしまう。でも一足位は正統派の革ソール靴を持つ必然が有るのだ。そんな話を職人に話したら、気合を入れて取り組むと言われた。銀座ロイドの松下さんに話したら、その時は現場を見学したいと言う。正統派の靴好きは革ソールが当たり前だったのだ。でも私はゴムソールが好きだな。どのトリッカーズを革ソールに交換するか。一足ボロボロのカントリーブーツが有る。所有する最後のトリッカーズカントリーブーツのリペアとなる。6月の取材テーマが決まったな。