所有しないと解らない奥深さ。

おはようございます。旧ディフェンダーファンの間では、Tdiに拘り中古車を探している方々が居る。今となっては極めてタイミング次第だろう。元々日本での登録台数が少ない。そしてTd5が販売される前のモデルなので、走行距離が多いのが現実なのだ。走行距離が多いと消耗パーツの交換が多くなる。既に消耗パーツが定期的に行われている筋の良いクルマばかりとは限らない。そうなるとランドローバー専門店で、納得の整備を行ったクルマを買うのが、最善の方策と考えるのが間違い無いだろう。

長いランドローバー編集者人生。数多くの旧ディフェンダーTdiを取材した。新車から観るも無残な中古車まで、何台を観て触れて運転した事か。新車のTdiを購入し数年所有たので、何が正しくて何が正しく無いのか体が覚えているのだ。

販売車の300Tdiを旭モータースで取材した。このクルマに拘る人は何を求めているのか。運転は楽では無い。でも必要最低限の仕様で原点と考えれば、気持ちは十分に理解出来る。

人はクルマに何を求めるのか。それは人それぞれに違うのは仕方が無い。しかし化石燃料車の時代が終わろうとしている今、シンプルを求めてクルマを所有するのも悪くは無い。クルマ好きなら人生一度は、旧ディフェンダーのオーナーになるのは、正しい選択かもしれない。そしてTdiエンジンの振動を体感し、一般道を好きな音楽を聴きながら運転するのは、もしかしたら贅沢の極みなのかもしれないな。