スニーカーのリペア完了。

おはようございます。大満足のスニーカーが完成した。私の残りの人生でスニーカーを買う必要は無いと確信した。延べ時間は慣れない作業なので7時間位は費やしたか。いや考える時間が実は多かった。お気に入りのスニーカーはオンリーワンの一足に生まれ変わったのだ。

試行錯誤で作業が進む。初めての作業は簡単では無い。素人の私がただイメージでこんなスニーカーに仕上げたい。素人とは我がままなのだ。

遂に地面に接するソールの貼り付けまで辿り着く。

この状態で歩いたらどうなるかと考える不真面目な私であった。

こんな作業風景はなかなか観ることは無い。靴好きの私は興奮状態となる。

研磨は息子さんが得意だと父からバトンを渡される。代々と受け継いで来た靴職人への継承に私の涙腺は弱くなる。正しい家内工業を観させて頂いた。

断面をヤスリで仕上げる。

汚れた靴をクリーニングする。遂に経年劣化でソールが剥がれたスニーカーが蘇ったのだ。ご覧あれ。

存在感が有り風格を持ったオンリーワンのスニーカーが完成した。

シークレットブーツでは無い。実際は人間の重さが加わりソールの厚みは気になら無い。身長173センチの私の目線に違和感は全く無い。安室ちゃんが履いてた靴にも観えるな。

靴とは鑑賞用でも磨く為のモノでは無い。歩く為の道具なのだ。果たして気持ち良く歩けるのか。長距離を歩いても足は痛く無いか。翌日とその次の日は取材日だ。結果として私は二日間で何と20kmを歩いた。履き心地の感想は明日のブログでお伝えする。今回のリペアでは哲学堂靴修理店さんに感謝を述べたい。本来のメインで有る得意技グッドイヤーウェルト修理なのに失礼致しました。ありがとうございました。