セミビスポークの下駄。

突然、下駄を履きたくなった。夏になると裸足が気持ち良い。普段はアウトドア用のサンダルが多い私。なぜか下駄が頭から離れなくなった。鼻緒は白と決めた。小田原駅の近くに行ってみると、古びた下駄屋があった。オヤジに鼻緒は白がいいと伝え、大きめの下駄をリクエスト。オヤジは下駄は小さめがイキだと言うが、カガトが下駄のヘリにアタルと痛いので大きいサイズと言い張る私。結局オヤジは仕立ててくれた。沢山ある鼻緒から白を選択。俗に言うセミビスポークである。結果として下駄作りを初めて見る事が出来た。英国バカな私はビスポークに弱く、オヤジの手仕事に感心しまくり。下駄の裏にゴムを貼ってと言うと断られた。下駄は音を鳴らして歩くからイキだと。確かに言っていること間違いないのだが、現在集合住宅に住んでいるので下駄の音は御法度。困ったなと思い履かずに月日は流れたのでありました。話は明日に続きます。