泣かされた文章力に脱帽だ。

先日、紹介した本MOMOSEの流れから石原慎太郎の弟を古本屋で探す。1996年発行では有るが200円。微妙な金額に驚く私。活字離れは確実に進行している。取次店が成り立たない現在ネット系が中古も販売。新刊本も直接出版社から仕入れれば取り次ぎの意味が薄れるのは当たり前。我が国はやたらと取り次ぎ業が多い。直販システムがどんどん進めばビジネス形態が様変わりする。そんな時代は秒読みなのかもしれない。

内容的にはノンフィクション。出版当時は気恥ずかしく手に取らなかった。皆が読むから読まない。そんなスタンスが私には有る。寝る前に布団の中で読んだ。後半のページは涙を流しながら読んだ。涙が止まらなかった。石原慎太郎の文章力に私はのめり込んでしまった。