ウルフは買いだ、と私は考えます。

最近の問い合わせでウルフが乗れるか、との質問が実は多い。乗れるか乗れないかと言えば乗れる。冷たい風は標準装備では無い。取り付け可能であるが、それなりの費用が発生する。ファミリーカー向きかと言えばNOである。荷室に窓が無く対面シートなので長距離移動はキツイ。しかし一人運転や二人乗車で有れば問題無い。運転を考えると荷室に窓が無いので左右の確認がミラーに頼ることになる。習慣での左後方確認には注意が必要。編集者として日本で一番ウルフを運転していると自負している。

基本300Tdiか200Tdiの車輌が多い。年式のわりには整備が行き届いている車輌が多い。理由としては軍が所有しているので、定期整備が彼らの義務であるからだ。現在は輸入業者が極力程度の良い車輌を販売しているのでこの程度だが、悪徳業者が参入してボロボロの車輌を販売する可能性が高い。ボロボロとは現場で本気で使っている車輌。日本に輸入されているウルフは無線車が実は多い。ハードトップが日本に輸入されているが幌タイプが現地では安い。幌タイプは開放感も有り私は興味が有る。しかし保管状況に制限が生じるので慎重に願いたい。ディフェンダーファイナルを迎え中古ウルフがこれから注目されると考える。趣味としてのディフェンダー所有であればウルフは価値が有る。しかし軍が手放す年数には決まりがあり、程度にバラツキが有る事を忘れてはいけない。そして通常のディフェンダーよりUKではウルフは相場が高い。それらを考慮してご検討願いたい。ご検討の方々は迷うより扉を開けろと進言申し上げます。