旧いタイプの人間ですから・・・。

春を思わせる温かさであった昨日であるが私は室内に籠り追い込み中であった。便利な世の中だとジジイのような事を考えながら。印刷物を作りPCに依存している。通勤電車を利用しないので世間がどれだけ紙離れしているのか正直理解できない。家族が大の本好きで妻が図書館勤務。これだけでどれだけ本まみれの生活か理解できるだろう。そして我が家でスマートフォン利用者は皆無。携帯を触る時間が有ったら本を読む。こんな家庭で過ごしていると紙離れが現実的では無い。しかし編集生活35年の中でデジタル化の波に翻弄されながら現在に至る。ニュースはネット系に依存しているが買い物は商店街で。買い物は見て触れて確認しなければ買えないタイプ。クルマをネットで買うなんて怖くて怖くて。でも本作りはネットを利用して北海道の印刷所で。封筒は九州に発注ですから矛盾だらけ。専門会社に頼むと今までの半額。そんな時代なんです。LRL誌は定型外なんで割高なんです。印刷費は高い。でも紙に拘りたい。混乱の中で生きている私なので有ります。

山梨県の甲府ではネットと無縁の生活をしている友人が居る。でも物好きなので次々と物を買う。携帯メールを送っても返事が無い。打つのが面倒なのである。PCは持っているが文字を打つのが面倒だとか。そんな彼にはFAXが良いが東京の私の自宅にはFAXが無い。いっそ伝書鳩でも使うか。電報という方法も。いや手紙が良いのかもしれない。時間に追われた生活から離れるためには原点回避なのかもしれない。実際に北海道の編集部にはFAXで送って来る人は月に10名程居ますから。でも私は毎日ブログを書いている。矛盾だらけの日々なのでだ。でも020号は私の手元から離れ25日に納品・発送致となる。ネット社会を利用しながら紙が好きだと叫び、都会が好きだと言いながら田舎との行き来。何が本当で何が正しいのか。立ち止まって考えるには年齢を重ねてしまった。生きていれば良い事も有るさと前向きに生きる術は学んだようだ。さてキャンプ道具を送る準備をするかな。