赤シートが純正オプションですよ。

取材の無い日は歩く歩く。本を買うために往復10km。馴染みの古本屋まで歩く。文庫は買わない。理由は文字が小さいから。要はジジイなのだ。昨日は10冊購入。安い本は200円。悲しくなるがこれが現実だ。印刷業に携わる人間としては複雑な思いである。リュックに10冊は正直重い。しかし一歩一歩踏みしめて帰りの5kmを歩く。歩きながら次号のページ校正を考える。どの角度の写真が必要か考える。試乗したクルマの特徴を確認する。途中寄った魚屋で刺身を買う。後片付けなのかオマケしてくれる。ラッキーと心の中で叫ぶ。なんて平和な日々なのか。

納車前のディフェンダーをクリーブランドで撮影。オプションのシートである。20年前にディフェンダーに赤シートを装着したら派手と言われた。しかし20年後純正オプションとして販売されている。時代がやっと私に追い付いたのか。

価値観である。好きにモディファイ可能な現行車。それがディフェンダーなのだ。純正オプションでシートの色まで選べるとは時代も変わったな。

そして極めつけは天張りが黒である。ラストモデルと言われているディフェンダーであるが果たして本当なのか。因に2015年モデルを私は確認した。来年の今頃2016年モデルを私は確認したと書いているかもしれない。真実は誰にも解りません。