レンジローバー初期タイプは名車です。

長年ランドローバーの取材をしていると、驚くクルマに出くわすことが有る。取材年数が長くなると対象車も勿論年数が経ち老化するのが自然の摂理。しかし保存状態が良いクルマも世の中には有るのだ。奇跡のクルマとでも呼びたくなる。そんなクルマを探している方も大勢居る。新車販売時に買えなかった方。しかし今乗りたい買いたい。本音は新車を。そんな夢物語を追いかけるのがクルマ好きなのかもしれない。

レンジローバー初期タイプが好きな人は大勢居る。3枚タイプを初期タイプと言うのか5枚ドアも初期タイプと呼ぶのか。日本に正規輸入されたタイプを初期モデルと定義づけるとする。バンデンプラスは好き嫌いが正直有る。しかしこのクルマはワンオーナーカー1993年式。そうですインパネが前期タイプ。欲しい人が多いタイプなんです。そしてフルオリジナルカー。

なんと距離が12,138km。オーラがガンガン放出されております。

車庫保管にディーラー整備。愛情が注がれた作り物では無いレンジローバーなのです。なんで人は初期タイプが好きなのか。お金もかかるし手間もかかる。欠品パーツも増えて面倒なのが本音。

でも初期物はレンジローバー製造が100年経ってもスタートモデルとしての立場は変わりません。お金が有れば現行レンジローバーは買えます。しかし初期物の極上車はお金の問題だけでは買えません。このような極上車は世の中に無いのですから。有ったとしても1台か2台。いやタイミングが合わなければ数年出会えません。

ホイルにも傷ひとつ有りません。ちよっと大袈裟か。それにしても美しい。こんな極上車に出会えて幸せです。このクルマはSUN CARSさんの管理顧客。売るか売らないかは解りません。新車販売から20年が過ぎたこのクルマですが、いい物はいいですね。クラシックレンジローバー好きが多いのも納得できます。