北海道の冬の現実を知る。

18歳で北海道を離れ約40年ぶりに本格的な冬を過ごしているが正直大変である。慣れとは大切なのかもしれない。生まれは北海道でも40年のブランクは大きい。雪道の運転では気を使う。雪が無いと気を抜くと路面は凍結している。どの道路もスピードを落とした冬期運転となる。スピードを落とすしか術は無い。よって目的地まで時間がかかる。夏場の一般道のスピードを思い出す。法定速度で走っていても軽トラに後ろからあおられる。何キロで走ればいいのだと叫んだ頃が懐かしい。高速道路が吹雪で前が何も見えない。車線も見えない。回りが暗いので恐怖が募る。一般道路も同じ事。これが北海道の現実だ。

ちょっとクルマを停めて置くとこの状態。その度に専用ブラシで雪を取り除く。頭では理解しているが、これが毎日続くのである。何を言っているのと雪国の人に言われそうだ。

結果として錆びとの戦いとなる。愛車は大切な道具。何とかしたいと思うはず。ガレージ保管も大切だろう。しかし道路を走ると融雪剤だらけ。これが長年の蓄積となり結果として錆びる。どんな高級車でも錆びる。開き直ってしまおうか。錆びたまま乗り続けると。それには限界が訪れ最後は朽ち果てる。本当に雪国は大変です。やっと現実を理解した私。住むと遊びでたまに行くのは大違い。雪国でのランドローバーとの付き合いや、錆対策も考えないと正しい情報は伝えられません。読者から転勤で九州から帯広へ。突然の極寒の地への移動。今はハイテンションでルンルン気分。これから彼は極寒の地の現実を知るかと思うと心配です。ディフェンダーでこの寒さを乗り切れるか、九州人よ頑張れ。