鉈か斧か。

冬キャンプの醍醐味は焚き火である。焚き火を囲んで飯を食べ語る。時間の動きが止まってしまい、ついつい深夜まで火の側から離れられない。建材等を燃やすことがあるがベストは薪である。キャンプ場やホームセンターで販売しているが驚くほど高い。手配の出来る参加者は各自薪を持ち込む。各地から集まる参加者なので薪の種類や大きさが異なる。そうなると割る作業が大切となるのだ。我々が使う焚き火台の大きさは小さい。直火をしたいがOKのキャンプ場が以外と少ない。

仲間内で鉈が流行っている。なぜ鉈かは解らないが薪割を鉈でとなった。しかし様子見と決めた私はまだ購入に至って無い。現場で何が薪割りに適しているか確認をしたかった。もともと物好きが多いランドローバー乗り。鉈選びにも拘りがあるようだ。

ケースも手作り感満載である。もともと器用な方が多いのか。3タイプのケースを並べて比較。遊びとは与えられることでは無く、自ら作り出すことである。こんな手作りケースを観てもランドローバー乗りの価値観が垣間見える。

実際に現場で薪を割ってみた。鉈は斧には勝てないのだ。それはそうだ斧は薪を割る道具なのだから。鉈は何でも使えるが特化していない道具。結果として私の選択から外れることになる。私が欲しいのは薪を割る道具なのだから。鉈と斧の話を数時間はしたかな。そうそう22時過ぎに横浜から駆け付けた山田くんは斧を見せたくて来た。ちょっと小ぶりな斧で期待外れ。1時間後彼は横浜に帰っていった。リベンジだ山田くん。誰でも間違いは有るのだから。これで私は斧のサイズ選びで間違えられない立場となった。鉈と斧で盛り上がる彼らを私は尊敬したい。