残したいモノや守りたいモノ。

三軒茶屋は私にとって映画の聖地である。名画座が二館が隣接している。名画座と言っても新作が半年遅れの上映なのだ。二本上映で1300円はありがたい金額。新作1800円を考えると夢の価格設定である。二館とも昭和にタイムスリップしているのが私としては嬉しい限りである。まっただ旧い建物なのだが。

人は何故か端に座る。旧い椅子なので少し動くとギッと音がする。そんな椅子でも二本の映画を鑑賞できる。お尻が痛くならないのは匠の技か。変な事に感心する私なのである。

近くにある映画館が閉まっているので閉館かと思うと、中を覗くと自動切符売り機を設置していた。なかなかしぶとい映画館である。でも我々映画好きにとっては大切な場所。私は三軒茶屋の二館と目黒の名画座、この三館をローテーションを組んで回っている。レンタルが安く借りれるご時世であるが、映画は映画館で観たいと思う私である。電子書籍を受け付けない身としては、質感や空気感を感じながら守りたいものや残したいものには拘りたい。

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