32年間のお守り。

おはようございます。32年間私を見守ってくれたお守りが有る。友人が私が起業した時にプレゼントしてくれたイラストだ。32年間私が過ごす時間の多い場所に置いてきた。今は実家の私の部屋の壁に掛けている。その前は東京の自宅に有った。会社経営時は会社の私の部屋に有った。如何なる時も目に入る場所に置いた。私の原点はサドルシューズ。高校生の頃からリーガルのサドルシューズを履いていた。昔からの知り合いは私とサドルシューズは一体と理解している。波乱な私の人生だったが、この絵は私を見守ってくれた。どんな状況になってもこの絵だけは私と行動を共にした。多分私が年老いて棺桶に片足を入れたら、家族には棺桶に入れて私と一緒に荼毘にと伝えるだろう。

英国が好きになりリーガルのサドルシューズを履いていた若かりし頃。英国のトリッカーズを知り憧れていたあの頃。そしてLRL誌最終号で憧れていたトリッカーズのサドルシューズを手にする。気が付けば66歳になってしまった。しかし憧れのモノを取得出来るのだから私は幸せ者だ。そんな事を考えながら歩く私なのだ。そして俗に言う定年後の時間が有り余る生活に突入する。ご同輩はどのように時間を使っているのか興味津々。生き甲斐を持ち続けるにはどうするか。死ぬまで働くのも理解はしている。ただ椅子に座り考える生活は避けたい。66年生きてきて理解した事は、人間は何歩きながら考える。そして疲れたら風呂に入る。そうか歩いて日本一周か。そんな生き方をしている人って居るだろうな。