富士ヶ嶺で過去の記憶が蘇る。

おはようございます。一人富士ヶ嶺で参加者を待つ時間で、昔の富士ヶ嶺での出来事を振り返る。リアルに現地に居るので昔の出来事が蘇る。オフロード走行の楽しさを知ったのは、ディフェンダー90Tdiを購入してからだった。それ以前は英国好きが優先し憧れのクラシックを所有。しかしLRM誌を創刊し徐々に根が4WD好きが噴火。ディフェンダーを取材する度に、ディフェンダー購入へと邁進した。私は迷う事なく90新車を買うと決めた。購入後は当時の私のイメージを追いかけ、ノーマル車から徐々にオフロード車へと変貌した。当時はまだオフロードコースが存在し、特に本栖湖近くのコースと富士ヶ嶺、そして伊豆半島のコースに毎週順番に通う状況だったのだ。

徐々に参加者が集まり始め、一人記憶を遡る時間は終了となる。私はカメラを担ぎ歩きで富士ヶ嶺オフロードのコースを歩き始める。急な坂道を登り呼吸が乱れるが何故か心地良い。途中で立ち止まりカメラのシャッターを押す。快晴では無く曇り。天気予報では夕方から雨の予報。オフロード走行は一般的では無い。当初の予定通り清里でキャンプをすれば、大勢の読者が駆け付けてくれたであろう。しかし私の思い出の地に来ることで、私のランドローバー編集者としての区切りを付けたかった。このお別れキャンプ3回は、申し訳無いが私の締めなのだ。最後はLRL誌スタートの表紙撮影をした西伊豆に戻る。私の最後のわがままを受け止めて欲しいのだ。