ランドローバーの重整備は時間が掛かります。

おはようございます。洞爺湖工場では定期的に旧ランドローバーの重整備が入庫。今回はTd5が鈑金塗装となる。ドアが錆びていて新品純正品に交換。発注から受け取りまでは相当な日数が掛かった。それは仕方が無い。田舎の工場だと付き合いの有る地域の部品商に発注。部品商は仕入れ元に発注。仕入れ元は日本のランドローバー専門の部品商に発注。その部品商は日本のランドローバーに発注。そのパーツが在庫していればいいが、ボディパーツは英国に発注する場合が有る。特にボディパーツは大きくて重いのでランドローバー社も全てを在庫している訳では無い。そうすると田舎の工場が発注から受け取りまで時間を要する。コレがエアーで送れる小さなパーツで有れば、社外でも純正品でも英国の専門店から直接購入可能となる。輸入車のパーツ取得は実は手間が掛かるのだ。

ランドローバー専門店では無いので、なかなか集中して作業が出来無い。地元人がアレやコレやとクルマを持ち込む。そして四方山話となる。忙しいから帰れとは言えないのだ。

日々ランドローバーを触っている訳では無いので思案する時間も必要となる。

もう少し片付ければと思うが、それぞれのやり方なので、素人が意見を述べるのはご法度なのだ。仕上がったら撮影したいと考えている。塗装色も聞いている。洞爺湖工場は今は洞爺湖町だが以前は洞爺村。昔と今は何も変わってはいない。市町村合併と言う禁断の政策を当時の村は選択した。個人的には最悪の政策だったと今も考える。市町村合併のメリットは大きな自治体側に有ると考える。村は村での自治体を継続すればオンリーワンの特性をもたらす。そんな洞爺湖町だけど洞爺村時代からの村民達の付き合い。村民の頼まれごとが最優先なのだ。私も洞爺湖工場にプレッシャーを掛けるので、お客様暫しお待ちを。全く悪気は無いのでご理解下さい。仕上がりは間違い有りません。そんな洞爺湖工場だが私は大好きだ。昨日は真狩村での散髪の帰りに小さなクルマを夏用タイヤに交換。遊び来ている地元のオジサンと世間話。田舎には田舎のルールに従う。ルール違反は嫌われます。嫌われたら田舎では生きられません。