王道の編集者とは。

おはようございます。靴好きの私は日々靴を考える。高校時代にリーガルのサドルシューズを履いて通学。そんな田舎の高校生は当時としては変態扱い。起業した会社名もサドルシューズ。出版がメインなのに靴屋さんですかと言われる始末。20年間クルマ漬けの生活で靴好き熱は冷めたが、60歳を過ぎて靴好きが大爆発。歩きながら靴を観て自己満足の日々を過ごす。長距離を歩け無い靴は靴とは認め無い。最近は靴を撮影するのが楽しみだ。先日のトリッカーズ直営店で思案する。限られた時間で限られた機材で何が撮れるか。

いつも現場に入ってから考える。何を撮るか。どう撮るか。青山の骨董通りトリッカーズの入り口で地面に座り込む。今回は店内にディスプレイされていた足型を使う。直感的なイメージを大切にしたい。シャッターを何回か押すが、私の場合は最初に押した写真を使う。絵が決まったらブレ無い。自分を信じる。編集者は誌面構成を考える。どんな絵が必要か。決めた絵を自分が撮る。そして原稿も自分で書く。それが王道の編集者なのだろうと考える。外注に頼る編集者が多くなった昨今。理想の編集者とは全てを自分が作り出す。私はちょっと遅過ぎた。30代で気が付いていたら人生は変わっていたな。