9キロ歩いて魚屋へ。

私は目的無く歩くことが出来ない。健康のために毎日30分歩きましょうと言われても無理だ。継続性とは無縁な世界で生きている。継続とは意味が違うが、ある魚屋に15年以上通っている。今は住まいが離れてしまってなかなか行けないが、突然禁断症状が起こる。今の住まいの近くで魚屋は全て調べてみたが納得できる魚屋が無い。私の条件は安くて旨いこと。高くて旨いのはあるが買う気がしない。安くてマズイのも買わない。高くてマズイのは最悪だ。

私のお気に入りの魚屋は大岡山駅側にある。何処だ大岡山駅と言われるかもしれない。駅側に商店街があり、その中に店を構えている。目黒線にある駅で東工大がある駅として知られている。禁断症状が出ると私は歩いて魚屋を目指す。今の住まいから魚屋まで9キロある。魚屋に行くという目的があれば歩ける。ほぼノンストップで歩き続ける。本来買い物は近くの商店街で済ませたい。という理由でスーパーでの買い物は生理的に好きでは無い。でも近くに納得できる商店街も魚屋も無いので9キロ歩くのだ。

19時閉店の魚屋なので18時過ぎに入ったこの日はまだ残っていた。9キロ歩いて刺身が無かったら泣いてしまう。東京に住んでいるのに9キロ歩いて魚屋に行くという田舎暮らしをしている私。人に話したらバカにされそうだが、ブログネタが乏しいので使ってしまった。

この鮮度が伝わるか心配。中とろ・サーモン・自家製しめさば。鮮度と言っても帰りはリュックに入れて電車で帰ってきた。往復18キロ歩く元気は今の私には無い。しめさばが旨い。生っぽい感じがたまらない。昔回転寿司で生サバでアタったことがあるが止められない。生牡蠣で3回アタったが、いまも大好物である。食あたり程度で好きなものは止められない。刺身を食べながらチンチンの芋焼酎。寒い季節はスコッチ好きな私でもアルコールの衣替えは仕方が無い。明るい農村が旨いんです。