スニーカーのリペア完成に向けて。

おはようございます。さてと完成に向かいひた進みます。地面接地するソールが肝だと私は考えた。重量が重要だと考える。重いと体が辛い。しかし軽過ぎてもバランスが悪い。丁度いい塩梅とは何か。靴好きのオヤジは考えた。何種類かを手で持ち重さを確認。しかし手で感じる重さと、歩いて感じる靴の重さは別物だと認識する始末。ソール選びは奥が深いですね。

選んだソールは感覚です。根拠は有りません。しかし自分がプロデュースした理想のスニーカーが出来るなんて夢心地なのです。

靴の骨格となるベースを本体に貼り合わせる。

頭ではグッドイヤーウェルト製法に近付けたい。しかしベースがスニーカーなので限界が有る。既存のスニーカーのリペアなのですから。コバの縫い目の箇所に職人の工夫を感じる。いい仕事ですね。

そして骨格に潤滑油的な役割りをもたらす部材をドッキング。

そして機械で圧着します。専用機械を使わず手作業も理解します。金槌でトントン叩けば絵になるが、均一に圧を一瞬で掛けるには専用機械が最適なのです。

私は靴の専門誌を作りたいのでは有りません。職人を通してモノに対する愛着を深めて欲しいのです。

職人はフリーハンドで縫い込む箇所を決めていく。

そして縫い込む。私の理想とするスニーカーに一歩一歩近付きます。

この特殊な作業は簡単では有りません。しかし靴好きとしては、この作業こそ本来の望む工程なのです。

靴好きは工程のプロセスを確認したい。靴とは鑑賞が目的では有りません。歩いて疲れないのが理想の靴なのです。これでは終わらない。中途半端なリポートでは私が不完全燃焼。明日も引き続きスニーカーのリペアを紹介します。工程が多過ぎてゴールに辿り着きません。工程をカットすれば良いのでしょうが私には出来ない。哲学堂靴修理店さんでのスニーカーのリペアは続きます。