銀座ロイドの考え方。

おはようございます。銀座ロイドに一歩踏み込むと圧巻の商品が目に飛び込んで来た。見事なアイテム数で有る。色とアイテムを考えるとそれなりの在庫が有るな。銀座ロイドの考え方として、ストックヤードのスペースには拘りが有る。実店舗と同じスペースが最低限。理想は実店舗より広く有るべきだ。そして在庫を持つべき。在庫数を減らし注文が入ったらメーカーに注文。お客様には商品が届くまで待って貰う。この考え方は実は危険なのだ。リスクを伴わないビジネスは成功しない。お客は欲しいタイミングが買いたい時。お金を支払ったら持ち帰りたい。通販でも数日で手元に届くのが当たり前の時代なのだ。

銀座ロイドは実店舗の後ろにはバックヤードが有る。バックヤードの出入り口の扉を開けると不思議な空間が有る。ビルとビルの隙間の通路だ。上を見上げれば数センチの空が観える。働く人々はこんなスペースで息抜きをしているのだ。デパートや大型店には休憩スペースが有る。しかし個人店にはそんなスペースが存在しない。これが現実なのだ。銀座ロイドのバックヤードには、中二階が有り在庫が置かれている。そして何と地下に降りる階段を発見。地下にも在庫が置かれていた。銀座ロイドは実店舗と同じスペースの在庫置き場が確保されていたのだ。私が知る限り40年は営業を続けている。在庫を持つと言う当たり前の考え方が40年の歴史を作った。手軽に商売を考えると手痛い目にあいますよ。商売も王道を進むのが得策なのだ。何事もメインストリートを堂々と歩きたいですね。一度は銀座ロイドの訪問を勧めます。敢えて異空間と表現。日本なのに英国的な空気感が漂っているのですから。