構造変更を理解してますか。

このクルマは1994年クラシックレンジローバーのバンデンプラ。一見ごく普通のランドローバーである。しかし継続車検が受けられない。何故かって。実はある部分が改造されている。純正エアサスシステムからコイルスプリングに変更してあるからだ。

本来はこのエアサスが付いている。

しかしコイルスプリングに変更している。

車検証を見ると備考欄がある。ノーマル状態から何か変更した時は申請する義務がある。申請し認められると構造等変更検査と記載される。エアサスからコイルスプリングに変更することが悪いと言っているのでは無い。私だってオフロードを走るのならエアサスからコイルスプリングに変えて車高を上げたい。普通はコイルスプリングキットの中に構造変更用の書類が付いている。その書類を元に構造変更届けを申請すれば、何も問題は無いし継続車検も受けられる。構造変更して無いとどうなるか。ノーマル状態に戻して継続車検を取得することになります。これは大変です。お金もかかります。最近構造変更をしていないクラシックレンジと、セカンドレンジが多いと聞くので注意を促したい。買う側も知識が無いと失敗します。買いたいランドローバーのノーマル状態と現状との違い位は判断してくださいね。

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