趣味に生きる。

おはようございます。3時起床。4時過ぎに出発。現地到着7時前。天気豪雨。山の天気は読めません。なぜこの渓流は荒らされていないか。理由は札幌から離れているから。大都会札幌から渓流好きが来るには遠い。4時間は掛かります。ちょっと釣りに行くには遠い。渓流好きは都会暮らしが多いと私は考えます。田舎に住んでいる人がわざわざ大自然の中には行きません。住んでる場所が大自然。お腹一杯なのです大自然が。田舎の人は都会を目指します。豪雨でも釣りを続ける釣り師と素人。ポイントを変え新たな発見。この川を攻めるには私の残りの人生では足りません。6月から10月までの限られた期間。データ蓄積には時間が必要となります。熊石に集中しようと誓うオヤジ二人でありました。

苔だらけの石が点在。斎藤さんから借りてるウェーダーはずり下がり通常の足の長さの半分。石を跨ぐのも大変です。苔は滑る。何度身の危険を感じたことか。豪雨で全身ずぶ濡れ。私はゴア製ジャケットを着用していたので難を逃れます。ただ二人のウェーダーは聞くと30年前の製品。限界を超えてます。斎藤さんの意思は固く来シーズンに備えて最新に変更だとか。私の意思は石より固く必要用品は全て揃える覚悟。熊石はベテラン釣り師と素人を完全に魅了したのです。

魅了する理由は簡単です。釣りは連れて面白い。熊石は人間に荒らされていない場所だから。熊さんが住んでいる上流まで数キロ。辿り着く前に私は年老いて渓流は歩けません。漁協が放流しなくても自然の魚は育ちます。伊達に戻り近所におすそ分け。木村家は刺身分だけ頂きます。近所には塩焼き分を。残りは斎藤家が天婦羅でしょうか。釣った魚は食べる。美味しく頂き地域の付き合いも良くなる。渓流釣りにハマった私は斎藤さんの休みの10月2日も現地に向かいます。これが今年最後の渓流釣り。数日後に東京に戻ります。アイスホッケーに渓流釣り。還暦過ぎて充実の日々を過ごしている私なのです。中高年よ趣味は大切ですよ。お金は棺桶に持ち込めません。でも思い出は棺桶に持ち込めます。なんてね。