伊達の公共交通機関とは。

北海道JRの路線が次々と廃線になっている。広い大地ではJRが民営化となった今では維持するのは不可能に近い。伊達は市である。人口も3万人オーバー。決して小さな町では無い。しかし室蘭本線の各駅停車する電車は1時間に1本。バスは朝晩に数本と数は少ない。伊達市民の足はクルマとなる。市内に住む老人の足は無い。市内を巡回するバスは無い。個人商店は消えた。スーパー中心の町づくりになっているのだ。

伊達から本輪西まで電車を使った。一両編成である。降りた本輪西駅は無人駅。通学や通勤や一般生活で電車は使われる。しかし昼間の利用客は少ない。地方のJRの現実を考えてしまう。北海道は一極集中で札幌に人が集まる。札幌は大都会である。でも暮らしやすいかと言うと意見は別れる。クルマを運転出来ないと暮らせない地方の現実。伊達の滞在で色々と考えてしまう私なのだ。