ランドローバー専門店の独自性を問われる時代がやって来る。

四日市にあるプログレスでは、6速ATプロジェクトが急ピッチで行われていた。試乗しなければ解らない6速ATなのだ。4速と6速の違いはと聞かれても伝えるのは正直難しい。しかし運転すればその違いは一瞬で理解出来る。

秘密基地のような工場ではAT担当メカニックが6速ATの載せ換えを行っている。簡単に行える作業では無い。しかし台数を重ねる毎にプログレスとしてのノウハウは高まるのは事実。今は新車に6速ATを搭載しているが、ファイナルを迎え新車は何時か買えなくなる。でも現在MT車を所有している方や4速ATをお乗りの方は、一度6速ATの試乗をお勧めする。現行ランドローバー車ATの乗り味が体感出来るのだ。

プログレスでは6速ATのストックを増やしている。取材時にも新たにパーツが届いた。日本では6速ATに取り組んでいるのはブログレスだけ。ランドローバー専門店が独自性を打ち出す時代だと私は考える。皆が同じ事を行っては進歩が無い。各社がそれぞれの方向性を求め、我々消費者に衝撃を与えてくれる事が必要だと私は信じている。