観るより走りたいと私は考えた。

オフロード好きの有志が集まると聞き富士が峰に行く。根がオフロード好き。年齢と共にスピード競技より技術を重視するオフロードに興味を持つようになった。ただしLRM誌時代は自分が参加するより主催する事がメインに。時代なのか競技会やオフロードコースが減少している。勘違いして欲しく無いのは、クルマを壊すために走っているのでは無い。結果的に運悪くクルマにダメージを与える事も有る。しかしラインを読み自分が考えるラインを想像する。コースは決して同じ条件とはならない。自分との戦い、それがオフロード走行の醍醐味なのだ。全長が長いだ短いは関係無い。自分が走りたいクルマで挑む事に意味が有るのだ。

歩くより遅いスピードでタイヤを置く位置を考える。クルマにダメージを与えないように走る。微妙なアクセルワークが必要となる。無理と解ったら諦める。潔さも必要となる。クリア出来た人は満足感に浸る。クリア出来なかった人はリベンジを誓う。個人練習も可能なのだ。クルマの4ヵ所のタイヤ位置を完璧に身体に入れ込む。クルマの四隅を身体に入れ込む。こんな練習は空き地が有れば練習可能。決して一人でオフロードコースはダメ。ウインチ装着であればまだしもウインチ無しでは脱出できない事も有る。オフロード施設であれば管理者に救出を頼められるが、管理施設以外は無理と考えよう。

こんな事も時には起こる。

仲間にレスキューをお願いする。

原因は何か。河川を走り回るクルマがいる。マナー違反だと解っているのか。ランドローバーオーナーとしては決して行って欲しく無い。でも人間の欲望としてクルマで水の中に入りたい。施設の中に有る場所は走行可能。施設管理者は走れる基準でコースを制作。決してスタック前提でコースは制作しない。オン&オフ走る場所はオーナー自ら決めればいい。道具としてのランドローバー選びなのだから。爺の仲間入りとなり樹は熟したと判断。人のためでは無く自分の楽しみとして走りたくなった。ディフェンダーだけがオフロード車では無い。2ndだってそれなりの走りは可能。出来る範囲でモディファイを行いクルマを壊さない走りを追求したい。老練な走りを完成するぞと心に誓った私なのである。