ディスカバリー2セルフレベリングサスペンション交換。

エアサスからエアが漏れているようだ。診断してほしいということでディスバリー2の2002年式が入ってきた。テスターで診断した結果、やはりエアサスの破損と確信。

10年経っていればゴムの劣化や破損は免れない。

外して石けん水を付け、エアを入れてみると破損箇所が一目で解る。

これが新品のセルフレベリングサスプンション。エアが入っていないと細い。今回はお客様のパーツ持ち込み。最近は持ち込みが増えているとか。時代ですね。

ダンロップ製です。ランドローバーマークが無いので純正ではありません。

左が旧で右が新です。パーツ自体が進化して途中から変更になったとか。

取り付けは想像以上に簡単です。ゴムがギュっとなって可愛いです。

エンジンONでエアが入りパンパンになります。いつもの姿に一安心。

そして左右の高さを計ります。理想の話ですが今回は片側の交換。物がゴムですから劣化&破損も大体同時になりやすい。なので交換は左右同時がいいよと平島メカが申してました。

上の写真のように左右計ると長さが違います。テスターで診断しても左右違います。もともと左右が多少違うのは許容だそうですが、何センチも違うとセッティングが必要になります。

左右にブロックを置き、高さ調整をテスターで行います。ブロックがカタカタしなくなるまで下げます。

テスターで見るとほぼ左右対称に。同じ数値になることは無いと平島メカは言い切っておりました。メジャーで計るとハイモードで左右820ドンピシャです。私が何を言いたいかというと、コンピュータで制御されているランドローバーは、全てテスターで診断したり設定しない限り、ベストな状態にならないということです。人間のカンと腕だけでは完治しません。昔々のランドローバーであればメカニックの経験と腕が全てであります。コンピュータ制御が嫌だと言うなら、そうでないランドローバーにお乗りください。これはこれで楽しいですから。でなければちゃんと診断できるショップで点検整備してください。日々の点検整備無くてはコンディション良くなりません。ランドローバーが壊れるのでなくて、壊している人が多いと言いたいのです私は。