男の道具。

印刷屋さんでの出張校正の帰り、室蘭に住んでいる斉藤さんの奥さんのお父さんの道具を拝見。お父さんは若かりし頃は、山に入り木を町まで下ろしていたとか。北海道は各地に製紙工場が有り林業は盛んだったのだ。お父さんの先祖は屯田兵。80歳になるお父さんの体型は骨太で若かりし頃の姿が想像できる。60年前から使っている道具達は歴史を感じ、自分が使いやすいように改良が加えられていた。一つ一つの道具の使い方を聞いている内に、私の頭の中は当時の画像が勝手に蘇りタイムスリップしていた。

一つ一つの道具には意味が有り、制作者の名が刻まれている。当時は上士幌に名が知れた鍛冶屋が有ったとお父さん言う。戻り調べてみたが現在は存在しないようだ。北海道の冬は寒く本州の刃では刃こぼれが有り使えないとお父さん言う。そんな話を聞くと私の目は輝く。北海道の鍛冶屋か。何で道具かというと仲間内で鉈を次回のジョンブル持ち寄ろうと決めた。極寒とは言わないがちょっと寒い西丹沢。焚き火用の薪を奇麗に割りたい。ただそれだけの理由なのだ。そんな話で北海道の鉈情報収集となったのだ。勉強になりました。お父さんありがとうございました。長生きしてくださいね。この話が面白いと思った人は、マイ鉈持参でジョンブル西丹沢に2月22日集合願います。鉈談義しませんか。