誰にも後悔を引きずるクルマが有るのだ。

おはようございます。需要と供給の関係は理解しているが、製造国では無く販売国のアメリカが、販売から25年以上経過しているのに、未だに普通にパーツが買える。ヨーロッパに限らずアメリカもモノに対する考え方は、我々日本人とは異なると受け止めた。多分クルマだからとは違う。全てに於いての価値観なのだろう。ニューヨークの摩天楼だって、年数が経ったから解体とは考え無い。日本人とは異なる考え方なのだ。この北米限定車ディフェンダー90MTは昔所有していた。私がサンカーズに通う度に新車に近付く。唯一無理してでもまた所有したいと思うクルマ。しかし次元を離れた販売価格を聞くと私の心は折れた。

サンカーズショールームに威風堂々と佇む姿に私は行く度に心で詫びる。手放して悪かった。謝ります。雨の日はレインウェアを着て濡れながらの運転。敢えてそんな使い方を選んだ。このクルマはこの姿が一番素敵だ。サイドにカバーは不要なのだ。ビキニトップだって外したい。オープンで乗り続ける。勿論、ガレージ保管は義務だ。

新品のマフラーをアメリカに注文して買える。実は当たり前の行為では無い。1995年新車販売ですよ。27年経過しているのです。記憶は定かで無いが、2000年前後にロサンゼルスで出会った90MTに衝撃を受けた。それまでは正直このクルマの存在を知らなかった。そして駐車場に置いて有るモディファイされている90MTに釘付け。オーナーが戻るまで待ちモディファイパーツの販売先を聞き出す。そして私は日を改め製造元に取材を断行。5時間位掛けて何も無い丘の一軒家に辿り着く。興味のある人はLRM誌をチェック。号数は忘れた。必ずいつか90MTを買うと誓った私だったのだ。あの行動力に頭が下がります。私は頑張っていたのです。だからそのクルマに対する思いは半端無いのです。このクルマを手放した後悔から私は黄色くんへと繋がるのです。続く。続きませんが。