ピザを食べて幸せに。

ロンドンタクシーに乗せられて連れていかれたのは、中目黒に有るピザ屋さん。普段からあまり食べないピザ。何年ぶりとは言わないが久しぶりである。驚きはピザが二種類しか無い。食べて愕然とした。こんな旨いピザは食べたことが無い。

オーナーがランド好き。ランドは乗るものでは無く眺めるものと語ってくれた。365日釜の前で焼いているオーナー。釜の前にカウンターがあり席が5個。ここに座ればオーナーの職人技とお話が聞ける。しかし一般客は各フロアーのテーブル席に連れていかれる。幸運にも私はカウンター席で技を鑑賞できた。

コレが焼き釜である。潜水艦をイメージして作られた店内。男の仕事場である。炎を見入ってしまう私。生地は決まった数しか毎日作らない。無くなれば閉店である。

入り口の鉄の扉を開けると左端にディフェンダーのミニカーがある。店名も住所も書かない。食べたい人は探して行ってほしい。食べる価値が有るピザを堪能してほしい。これを食べずして死ねないと私は思った。