経年劣化も受け入れよう。

クルマも25年経つと色々と劣化する。旧車パーツで欠品するのは走る機能から離れたパーツ。メーカーも後回しになる。しかし時間の経過後に取り組む作業はレストアである。メーカーの意識は買い替え。どんなメーカーでも本音は買い替えて新車を買って欲しい。そのために当社は旧車を大切にしパーツを供給します。本音と建前である。旧車のアフターパーツ販売だけでビジネスは成立しない。メーカーだって消費者が欲しい〜と絶叫するようなクルマを発表すれば買い替えは成立するのに。消費者は本気で欲しければ借金してでも買う。さて最近は運転中に色々なパーツが外れる。何度取り付けても外れる。接着すると開かなくなるのだが、我慢が必要となる。

足元なので踏んで破れるのは避けたい。何度も何度も叩き込むが外れる。引っかかる場所が欠けて止まらない。外したままにすればいいのだが気になり付けてしまう。

振動で外れる。養生テープで止めればいいが我慢。無いと寂しいので取り付ける。しかしまた外れる。フタだけの問題では無く本体も劣化しているのだ。こんな些細なことだけど気になる。でも全て受け入れる。

割れた箇所は養生テープで誤魔化す。色々と割れてきた。養生テープの色も考えるか。それでも乗り続けたい。ランドローバーと出会って30年は過ぎたか。60歳を過ぎて買い替え病は完治。私と同じ病の人を知ると伝えたくなる。今だから理解した事が山ほどある。クルマは道具と考えていた。しかし道具は使い込む先に観える世界がある。燃費でクルマを選ぶのも理解出来る。しかし燃費だけでクルマを選ぶのならランドローバーを所有する意味が無い。運転し最高〜と叫べるクルマこそ貴方に相応しいクルマ。たまたま私は最高〜と叫んでいるクルマがランドローバーだったのだ。