気が付けば無趣味だった。

部屋に篭り読書と映画鑑賞の日々と書いた私だが、読書と映画鑑賞は趣味とは違う。生きるための肥やしと考える。だとすると私に趣味と言える何かが有るかと考えた。今は無いのだ。アイスホッケーからは離れているし。ゴルフだって数年クラブを握って無いし。趣味は一人で出来たほうが都合が良い。今更何が出来るのか。60歳の手習いは何が可能なのか。習字はちょっと興味は有る。御朱印で数多くの文字を見ているのらだ。でも習字だと部屋に籠るしな。キャンプは私にとって趣味では無いし。趣味は生きるうえで必要不可欠と私は考える。東京と伊達には荷物が分散。伊達の仕事部屋の片隅に小さなバッグが置かれている。このバッグは長年私が動き回るクルマの車内には必ず有った。まるでお守りのような存在だった。20年以上行動を共にしているのだ。中身はトラベル用フライセットだ。

20年以上前に取材でイギリスに訪れた時に記念に購入。特別に釣りが好きだったわけでは無かった。しかしその後釣り取材で何度か使用した。しかしトラベル用なので使用頻度は低かった。でもHARDYは英国好きの私としては縁を切れ無い物なのだ。年相応を考えると釣りは今の私に合っているか。北海道でも本州でも可能だし。持ち運びも可能だし。この大きさが今の私に相応しい。東京に戻る前に試しに行くかと考えている私なのだ。